Worlds end
第22章 カフェモカ
僕は予定通りカフェに着いた。
ココで言う予定通りは、
ミオの遅れも入れた場合の話だ。


まだ夢から覚めない風は、
冷たくて、寒くて。


カフェに入り、いつものを頼む。
コーヒーにマシュマロを足したモノだ。

「えっと…グランデサイズの、
同じモノを2つ下さい」


店を出て、
夢から覚めない風を楽しみながら、
コーヒーを飲んでいると、
ミオが小走りにこっちに向かってくる。

「ゴメンッ!!本当にゴメン!!」
肩で息はしてないものの寒い中、
少し汗をかいている。

「はいッ、ミオも好きなやつだよ。
しょうがなく今日はオゴりッ!!」

と言い僕は、
ミオ用に買っておいたコーヒーを手渡す。


ミオは、いつもスイマセンねェ…
って顔をしながらコーヒーを受け取る。


ミオは一口して、

「あ〜生き返る」

なんて、オヤジくさぃ事を言っていた。
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