Worlds end
第33章 巡る季節と変わりゆく日々
高校1年の文化祭には、
僕らの姿は無く、
それでも当たり前の様に、
文化祭は終わり日々は過ぎる。



華の高校生活を、
謳歌していると云う訳でも無く、
僕らは高校2年生になった。


高校2年の夏、モモは退院した。

退院したからといってモモが、
学校に来る事は無かったけれど、
僕ら3人は、
お気に入りのカフェに、
集まり繋がりを感じていた。



また文化祭の季節が巡る。



けれど僕らの話題には、
もう挙がる事は無かった。

風は、すっかり衣替えを済まし、
冬を演出していた。


冬休みが訪れる。


僕らは何処で間違ったのかな?
僕らは繋がっていたんだよね?
運命だったんだよね?
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