Worlds end
第38章 遥かに重く…
モモの死は僕ら二人に重く…
遥かに重く。

葬儀は冬休みの間の出来事-

新学期が始まる。

担任は朝のSHRで、
モモの死について少しだけ触れた。

担任の言葉に、
涙ぐむ生徒もいたが少なくとも、
僕らには大人の奇麗事にしか、
聴こえなかった。

悲しむのはココまで、
もう忘れましょう。

と言わんばかりに、
SHRの終わりを告げるチャイムが鳴り、
それと共に担任は教室を出て行った。
< 38 / 44 >

この作品をシェア

pagetop