Worlds end
第39章 「頑張れ」
ミオは呟く。

「背負えないよ…」

どうしたら良い??
一緒に泣いたら良い??

言葉を探す。

「頑張ろう…ね?二人、頑張ろう?」

「頑張れ」が苦しんでる人にとって、
どれだけ無責任な言葉かは、
知っていたけれど、
僕らの間の「頑張れ」は、
無責任な「頑張れ」何かじゃなくて、
同じ痛み背負って、
解るからこそ言える「頑張れ」で…

ミオもソレを分かってる。

「ユゥ、ありがと。
辛いのは私だけじゃないのにゴメンね。」

僕はミオの暗い顔の中に、
少しだけ見えた笑顔に救われた気がした。
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