Worlds end
第43章 僕らが在った場所で
春も息吹き始め、
高校2年生も終わりに近付いた頃。

僕はミオに、

「ライブ…明日しよっか…」

とメールを送る。


ミオは尋ねる。

「何処で?
いきなりライブとか言ったって、
場所も無いし告知もしてなぃよ?…」

僕は、ただ一言。

「僕らが在った場所で…」

ミオから返事は来なかった。


次の日の放課後。


僕らが在った場所に、
僕は一人、立っていた。


少しして、屋上のドアが開く。
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