私の片思い
史くんと始めて会ったのは、史くんが高校生の時。


わたしの兄貴の同級生で、家に遊びに来ていた時だった。


当時、わたしは小学5年生で、高校生の兄貴
とはあまり話すこともなくて。

むしろ、毛嫌いしていた時期だった。


でも、

「雅人の妹?噂どうり、可愛いね
俺、雅人のダチの佐々木史也ね。よろしく」

ポンポン

そう笑顔で、あたしの頭を撫でた。


その瞬間

ビビビって

全身に電流が走った気がした。



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