私の片思い
3年前、一世一代の告白をした私。

高校生になっても私の気持ちが変わってなければ付き合ってあげると文くに言われた私は、もちろん高校生になってもう一度、告白をした。


「私の気持ちは変わらないよ。やっぱり文くんが好き！私と付き合って！」



文くんは3年前と同じで、やっぱり驚いたいた。


3年経てば、気持ちが変わると思った？

文くん一筋！気持ちがそう簡単に変わるわけないじゃん。ねぇ。


しばらく考えてた文くんは、

「了解。じゃあ、付き合おうか」


「本当⁈やったー！」



その時の私は、人生たった16年だけど、生きている中で1番幸せだった。




文くんと付き合って、やっぱり文くんは大人だなぁって実感した。


まぁ、高校生の私に合わせてくれているんだろうけど、ご飯を食べに行った時とかは基本、出してくれるし。

毎回だと、悪いなって思うし遠慮して私も出すよって言うと、


「女の子に出させるわけにはいかないよ」
って言って、結局奢ってもらってる。



そりゃあ、おこづかいだけでやってる私と毎月働いてお給料をもらってる文くんとは、やっぱり違う。


友達は皆、奢ってもらえていいね。って言うけど、私はこんな時に年の差を感じてしまう。




< 26 / 30 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop