私の後輩くん!
バスケ部の後輩くん!!
「先輩!!お疲れ様です!!一緒に帰りませんか?」
部活終わり
裏のないその笑顔が私に向けられる
ドキッ!!
くっ…か、可愛い…
そう思っても…私の口からは
いつも…正反対の言葉が出る
「だ、ダメッて言ってもどうせ
ついてくるんでしょ!?」
「それはいいってことですか?」
「さぁね…自分で考えなさい…」
「じゃあいいってことで!!」
無邪気な後輩くん…
小林奏斗くんは私の後をついてくる
「ねぇ先輩…」
「な、何?」
「原木先輩のこと…綾乃先輩って呼んで
いいですか?」
「え!?////べっ別に…好きにすれば…?」
何て…強気になってるけど…
本物は嬉しくってたまらない…
「はい!!あの…先輩はいつになったら
僕のこと…
下の名前で呼んでくれるんですか?」
さりげない上目遣いが可愛くて
私の胸は爆発寸前だった
「は、はぁ!?////」
「言って下さいよ~
奏斗っ…て…」
「…何で私が言わなきゃ…////」
「む~!先輩のバカ!!」
「なっ!!」
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