私の後輩くん!





―――――…

「うぇぇぇ…」

「先輩…大丈夫ですか?」

「全然大丈夫じゃないわよ…」

「絶叫系無理って言ってくれれば
良かったのに…」

「…」 

「先輩ちょっと待ってて下さい!」

「…?」

奏斗はそれだけ言い残して
駆け足で何処かえ行ってしまった

「はぁ…」

私は無言で空を見上げる

今日…天気いいなぁ…

なんて平凡な事を考えてると

頬に冷たい感触が…

「ひゃっ!?」

私は驚いて反射的に振り向いた

「奏斗!?何すんのよ!!びっくりしたじゃない!!」

「クスッ…すいません~つい好奇心が…」

「………」

「怒んないで下さいよ~
はい♪これ買ってきましたよっ」

ニコッと明るく笑う奏斗に
つい胸がドキッとしてしまった

奏斗が買ってきてくれた物は
缶ジュース

「…ありがとう…」

「いいえっ」

「あっ…」

私は缶ジュースを開けるときに築いた

この味…私が好きな奴だ…

「僕には何でもお見通しですから」

「…」

それ…何か怖い…

「奏斗が言うと冗談に聞こえない…」

「えへへっだって冗談じゃないですもん!」

………













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