私の後輩くん!



「次の方々どうぞ~」

来た…ついに来た…

最悪な時間が…

「わぁ~!楽しみですね!?
…って先輩?」

「…」

怖い…無理…ジェットコースター
だけは本っ当に無理~泣

「しっかりとベルトを閉めてください」

ガッチャン

「あの…先輩もしかして…」

「それでは発車いたします
いってらっしゃーい!」

ガガガガ…

どんどん高くなってくる
空が近くなる

「無理無理無理~(泣)」

ガガガガ…

「意外と高いですね♪」

ガ…ガ…ガ…

ギュッ

奏斗が私の手を握る

「大丈夫ですよ!僕がついてます!!」

そんなドキッとする言葉だって
今では恐怖でしかない

ぐわっ!!

凄い勢いで加速する
コースター

「ぎゃああああああああああああ!!!!」

可愛いげのない悲鳴をあげる
私。

もう本当にいや~(号泣)





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