心のアルバム~大切な思い出~
そのあとは、先輩の誘導にしたがって
教室に行った。
もうすでにけっこうな人数が来ていた。
どうやら席は出席番号順らしい。
私は自分の席について、そっとため息を
ついた。
まだモモちゃんは来てないみたい。
自分から行かないといけないのもわかってる
けどね……
やっぱり私はヘタレだ。
「あ、みっさー!!」
呼ぶ声が聞こえたから、振り向くと
モモちゃんがいた。
「よかった、みっさーと同じクラスだ!
よろしくねー♪」
私こそよかった、だよ。
「うん!!」
私は笑って答えた。