雨が降る、恋が降る。
大雨注意報、発動中
三浦くんと私は、磯山先生の元に行き、それらを渡す。
すると、
「面白い組み合わせだな」
『ダブル三浦か』と、そう言う先生。
小学生や中学生と違って、高校生はもう考え方が大人。
だから、『三浦夫婦』とか。
そう言った、からかったりすること全くなかったため、三浦くんとの関わりはほぼゼロ。
なのに、こうして職員室に2人で来たことに先生は若干驚いているのだろう。
「付き合ってるのか?」
「えっ」
なんて。
そんなことまで言う先生に、私はまた先ほどのセリフがなぜか頭の中に蘇【よみがえ】ってきて、赤くなる。
そんな私を見て、ニヤニヤしてる。