雨が降る、恋が降る。
ああ、もう。
ごめん、三浦くん。
誤解されるようなことして。
頭の中で謝るけれども、
「そうっすよ」
なんて。
三浦くんは言う。
「え…っ!?」
「マジか!」
『やっぱりなあ!』と、そう言う先生はバシバシと私の肩を叩く。
「お前ら三浦は、共に良い生徒で俺は好きだからな!応援してるぞ!」
って、先生は本気に取ってるし。
三浦くんは『失礼します』って言って帰ってるし、
「…っ、失礼します!」
私も三浦くんに着いて行く。