等心大〜tou・sin・dai〜
それから。
どんどん強くなる痛みを
友貴は腰をさすりながら
和らげてくれた。
「痛いよ…」
「うん…辛いな」
何も聞かず
ただ私を励まし続けた。
気付けばもう
2時間が経過している。
「…私の赤ちゃんはいないのに」
「え?」
呟くように、弱音を吐いた。
「私の赤ちゃんはもういないのに
どうしてこんな想いしなきゃいけないの?…」
「彩…」
友貴の顔を
見れなかった。
どんな表情をしているのか
わからない。
顔を見ないまま
まくし立てた。
「どうしてっ…
どうしてこんなに痛くて
苦しい想いして
でも赤ちゃんいないのにっ…」
心が
壊れそうだった。
辛い、寂しい想いを
口に出したら
崩れてしまう。
わかっていても
止められなくて
私は泣いた。
どんどん強くなる痛みを
友貴は腰をさすりながら
和らげてくれた。
「痛いよ…」
「うん…辛いな」
何も聞かず
ただ私を励まし続けた。
気付けばもう
2時間が経過している。
「…私の赤ちゃんはいないのに」
「え?」
呟くように、弱音を吐いた。
「私の赤ちゃんはもういないのに
どうしてこんな想いしなきゃいけないの?…」
「彩…」
友貴の顔を
見れなかった。
どんな表情をしているのか
わからない。
顔を見ないまま
まくし立てた。
「どうしてっ…
どうしてこんなに痛くて
苦しい想いして
でも赤ちゃんいないのにっ…」
心が
壊れそうだった。
辛い、寂しい想いを
口に出したら
崩れてしまう。
わかっていても
止められなくて
私は泣いた。