等心大〜tou・sin・dai〜
翌日。
私は休みで
昼近くまで寝ていた。
ケータイの着信音で
目が覚めた。
「もしもし…」
もろ寝起きの声。
まぁしかたない。
『もしもし?寝てた?』
――大川さんだ。
思わずベッドから
とび起きる。
見えるわけじゃないのに。
「今日休みだから…」
『あっ起こしてゴメンね』
「ううん、こんな時間だし」
『それもそーだな』
そう言って
大川さんは笑った。
『よかったらデートしない?』
「これから?」
私は急いで鏡を見る。
寝過ぎて顔がむくんでるし
髪もボサボサだ。
『女の子の用意が長いことなんて
わかってるから大丈夫』
「イジワルな言い方ね」
『そんなつもりじゃないさ』
「じゃあ、あと2時間くらい
待ってくれる?」
『了解。また電話する』
電話を切ると
私はすばやくシャワーを浴びた。
脱衣所でマッサージしていると
母が廊下から
ドアごしに声をかけた。
「彩、でかけるの?」
「うん、夕飯いらないから」
「お昼はどうするの?」
「サンドイッチかなんか
作っといて」
「はいはい」
たくさん寝たので
マッサージでむくみがとれたら
肌の調子がかなりいい。
こういうときって気分もいい。
ただ、寝過ぎて頭が痛い。
でかける前に頭痛薬のもう。
リビングに顔を出すと
母がサンドイッチとコーヒーを
用意してくれた。
「休みだからって
もうすこし早く起きなさいよ」
「はーい」
イスに座り
サンドイッチをパクつく。
「デート?」
「お母さんには
カンケーないでしょ」
母にこうやって詮索されると
イライラする。
年頃の娘が気になるのは
わからないでもないけれど。
「あれからお父さん、
心配してるのよ」
「心配?」
「ちゃんとした男と
付き合ってるのかーって」
「ヨケーなお世話」
ため息をついて
私は自分の部屋に行った。
私は休みで
昼近くまで寝ていた。
ケータイの着信音で
目が覚めた。
「もしもし…」
もろ寝起きの声。
まぁしかたない。
『もしもし?寝てた?』
――大川さんだ。
思わずベッドから
とび起きる。
見えるわけじゃないのに。
「今日休みだから…」
『あっ起こしてゴメンね』
「ううん、こんな時間だし」
『それもそーだな』
そう言って
大川さんは笑った。
『よかったらデートしない?』
「これから?」
私は急いで鏡を見る。
寝過ぎて顔がむくんでるし
髪もボサボサだ。
『女の子の用意が長いことなんて
わかってるから大丈夫』
「イジワルな言い方ね」
『そんなつもりじゃないさ』
「じゃあ、あと2時間くらい
待ってくれる?」
『了解。また電話する』
電話を切ると
私はすばやくシャワーを浴びた。
脱衣所でマッサージしていると
母が廊下から
ドアごしに声をかけた。
「彩、でかけるの?」
「うん、夕飯いらないから」
「お昼はどうするの?」
「サンドイッチかなんか
作っといて」
「はいはい」
たくさん寝たので
マッサージでむくみがとれたら
肌の調子がかなりいい。
こういうときって気分もいい。
ただ、寝過ぎて頭が痛い。
でかける前に頭痛薬のもう。
リビングに顔を出すと
母がサンドイッチとコーヒーを
用意してくれた。
「休みだからって
もうすこし早く起きなさいよ」
「はーい」
イスに座り
サンドイッチをパクつく。
「デート?」
「お母さんには
カンケーないでしょ」
母にこうやって詮索されると
イライラする。
年頃の娘が気になるのは
わからないでもないけれど。
「あれからお父さん、
心配してるのよ」
「心配?」
「ちゃんとした男と
付き合ってるのかーって」
「ヨケーなお世話」
ため息をついて
私は自分の部屋に行った。