【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
圧倒的且つ、絶対的な強さ。
「雅が狙われるぶんには構わないんだ。
雅が狙われた所で、負けるわけがないか
らね。例え相手が、複数であっても。
でも、問題は君だよ、麗ちゃん」
そう言うと、麗ちゃんの眉が、怪訝そう
に寄せられる。
「私?」
「そう。君は雅の"姫"だ。きっとそのう
ちその噂はあっという間に広まる。そう
すれば、君は狙いの対象になる」
「狙いの……」
「そう。君を人質に取って、俺らを脅す
ってこと。君はいつでも狙われてる、と
思っておいた方がいい」
中には、武器なんかを持ってる、危ない
族も、黒い噂が絶えない族だって沢山あ
る。
卑怯な手が得意な奴らからしたら、喧嘩
も出来ない麗ちゃんはかっこうの餌食だ
ろう。
「だから、君をいつでも守れるように、
俺らが護衛するんだよ」