【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
あこがれの人: 悠side
あの日から、俺は。
ずっと、貴方だけを。
「……だりぃ…」
行きたくもねえ場所へ歩いてる途中で、
ぼやくようにそう呟く。
朝から俺のイライラが絶頂に達しそうな
勢いだ。
なんで俺が、あんな女の登下校につかな
くちゃいけないんだ。
あんな女っていうのは、美作麗の事。
俺の中では生意気な女でしかねえ。
あの雅が直々に、"姫"の立場に置いてく
れるっていってんのに、それを嫌がる女
。
姫に───雅の隣に並ぶって事が、どれ
だけ貴重なのかをわかってないバカ女。