【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
……別に普通の一軒家じゃん。特に大豪
邸ってわけでもねえ。
ますます理解不能。
雅は大抵なに考えてんのかわかんねーけ
ど、こんなにもわかんねーのは初めてだ
。
……え、つかなに?
これ、チャイム押すの?
え、俺が押すべきなの、やっぱり。
アイツの母親とか出てきたらどうすりゃ
良いんだよ、と思いながらインターホン
を睨むように見ていれば。
「……何してるのよ」
ふと、ムカつく声が聞こえてきて、顔を
上げれば、生意気女が呆れたような眼差
しを俺に送っていた。
……その視線、うぜぇ。
「迎えに来てやったっつーのに、随分な
ご挨拶じゃねーか。あ?」
「来たくないなら来なくていいわよ」
……ほんと、うぜぇ。
ああ言えばこう言う。とんだじゃじゃ馬
だ。