【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
また懲りもせずに潰されに来たのかよ。
暇な奴らめ。
何度やったって、結果は同じなのに。
「なんだよ」
ちょっと睨みながらそう言うと、ソイツ
は更にニヤニヤと口角を上げる。
「ちょっと俺らと遊ばねぇ?」
「……なにして?」
「そんなの……決まってんだ、ろッ!」
楽しげに口元を歪めたまま、いきなり殴
りかかってきた男。
俺はそれを避けて、男と少し距離を取っ
た。
「……いきなり殴りかかんなよな」
「これが俺の戦法だからさ?」
そう言って、また拳を突き出してくる男
。
……まあ、全然あたんねーけど。
男の攻撃を避けながら、ふと、あること
に気づく。