【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
そう言われて空の方を見ると、銀髪の男
と何か話していた。
ふと、周りを見れば、あんなにたくさん
居た男共が一人残らず倒れていた。
「これ、全部あんたが……?」
「ああ」
──スゲェ……。
何が凄いって、この人数を倒しただけじ
ゃなく、その身体に一つもキズがないと
いう事。
まったくの無傷で、この人数を……?
やがてしばらくすると、空が駆け寄って
きた。
「兄ちゃん……!」
泣きそうな顔で駆け寄ってきた空の首を
見ると、丁寧に包帯が巻かれていた。
これも……やってくれたのか。
「……空を助けてくれて……ありがとう
ございます」
俺がそう言うと、その男は少し微笑んだ
。