【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
それに、俺らの事にまるで無関心ってだ
けでもう、俺らの気を引いちゃってるん
だよね。
「どうしたら、私に無関心になってくれ
るの?」
本気でそんなことを聞いてくる麗ちゃん
に、クスッと笑う。
わかってないなぁ、麗ちゃん。
「そうだなぁ……。麗ちゃんがその辺の
女の子みたいに、キャピキャピってなれ
ばいいんじゃないかなー?」
「……適当に答えてるでしょ、春希」
だって、俺達に見つけられちゃった時点
で、もう手遅れなんだよ。
今更、逃がしてなんかくれないよ。
雅も、──俺も。
「麗ちゃん、授業出るのー?」
学校に着くと、資料室には行こうとせず
に、教室に行こうとする麗ちゃん。