【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
人間が嫌いって言うわりには、そういう
所はしっかりしてんだ。
「じゃあ、迎えに来てくれてありがとう
」
「どういたしましてー」
ヒラヒラと姫に手を振って、俺は屋上に
向かった。
「あれー、仁斗君が居るーっ!」
「え、マジだ!ラッキーじゃーん!」
屋上の柵に肘をついていると、屋上の扉
が開いて、二人の女の子が入ってきた。
えーと確か、ミユキちゃんとユリちゃん
だっけ。
「仁斗君サボりー?」
そう言いながら俺の腕に手を絡めてくる
ミユキちゃん。
ユリちゃんも俺の隣に来て、誘うような
目で俺を見上げている。