【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~





雅はいつもバイクだったから、てっきり
駐車場に行くのかと思ったけど、そんな
予想とは反して、そのまま学校を出る雅




「ねえ、今日もバイクで来てるんじゃな
いの?」



わざわざまた取りに来るのも煩わしいで
しょ、と言うと、雅がチラッとこっちを
向いて。



「今日は徒歩だ。登校の時もそうだった
だろ」



と言うから、ああそういえば、と思った
。確かに今朝はバイクなんて無かった。



「バイクで来ないなんて珍しいのね」



そう言うと、雅がやけに甘い視線を向け
て来たから、思わず息を呑む。



なんでいきなり雰囲気が変わるのよ…。



「べ、別にちょっと気になっただけだか
ら……」



気にしないで、と言いながら少し後ずさ
る。



しかし。





< 188 / 366 >

この作品をシェア

pagetop