【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~





だけど、悠の「どうせお前、家の外にな
んて出ないくせに」という言葉も正論で




類の「まあどちらにせよ、麗ちゃんは、
外出時には俺らの誰かが付き添いにつく
事になるんだけどね」という言葉に疲労
感がドッと押し寄せたのも事実で。



わざわざそんな風に気を遣って過ごすく
らいなら、雅の言う通り、最初から決ま
った日時に外出しちゃうほうがすごく楽
で。



……だから、私も雅の意見を受け入れた
し、受け入れたのは自分なんだから、後
悔したってしょうがないんだけど……。



でも、明確な理由もないのにこうして、
わざわざ倉庫に向かうのは酷く怠かった





「とぉーちゃくっ!」



暫くすると、倉庫に着いたらしく、そう
言ってバイクが止まった。



途端、もわっとした熱気が襲う。



バイクに乗ってる間は、風を切り込んで
走ってるからそれなりに涼しくて快適だ
けど……。






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