【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
「いらっしゃい、麗ちゃん」
まず出迎えてくれたのは類で、ニッコリ
と微笑んで、清涼飲料水を渡してくれた
。
「脱水症状を起こしたら困るからね。水
分はこまめに取っておいてね」
「……ありがとう」
そうペットボトルを受けとると、「おっ
、姫だ~」と間延びした声が聞こえてき
た。
「相変わらず覇気のない顔してんねー」
そう言いながら、私の頬をぷにぷにと人
差し指でつつく仁斗。
私はそんな仁斗の手を振り払った。
「人の顔で遊ぶのはやめてくれる」
「だってあんまり姫が無表情だからさ。
色んな顔を見てみたくなるじゃん?」
そうニヤリと笑って見せた仁斗。