【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
類がたしなめるようにそう言うと、悠が
ジロリ、と類を横目で見た。
「うっせーな。類は俺の母親かっつーの
」
「悠……?」
類にも悪態をついた悠だったけど、ふと
、類がそう悠を呼んだ瞬間、悠がサッと
青ざめた。
「わ、悪かったよ!もう言わねーよ!そ
れでいいんだろ!」
「賢明な判断だね、悠」
慌てたようにそう言った悠に、ニッコリ
微笑む類。
……やっぱり類が一番恐いわね。
ふと、もう一人、ここにいるはずの彼が
いないことに気付く。
思わずキョロキョロとしてると、
「なに?雅が居ねーのがそんなに気にな
る?」
と仁斗が意味深に笑ってそう言うから、
私はハッとして、仁斗を見返した。