【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
「はいそこまでー」
そんなのんびりした声と共にドアから入
ってきたのは、仁斗。後から他の三人も
入ってくる。
「こんな所で盛んないの。ていうかそん
なの見せられるこっちの身にもなれっつ
ーの」
「……なんだ。麗を送り込んだのは、そ
ういう事じゃなかったのかよ」
え、どういうこと?
"そういう事"がどういうことなのかわか
らない私に、不意に目があった類が、に
っこりと微笑む。
「ありがとう麗ちゃん。助かったよ。や
っぱり俺の推測は間違ってなかったね」
類がそう言うと、チラッと類を見る雅。
「……なんでわざわざ麗を送り込んだん
だよ。お前らが起こしに来ればいいだろ
?」
「あのね、いい加減雅は自分の寝起きの
悪さを理解した方がいいと思うよ」
すると、不満そうに少し目を細める雅。