【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
「別にそんなに悪くねーだろ。なぁ?春
希」
雅は春希の方をチラッと見てから、そう
首をかしげて見せる。
だけどその瞬間、春希はビクッとすくみ
、顔を真っ青にさせた。
そんな春希に、類が呆れたように笑う。
「ほら雅。春希のこの反応が、なにより
の証拠でしょ?」
「……そんな露骨に反応されると、傷付
くな」
なんて、ちっともそんなこと思ってなさ
そうな表情でそう言う雅。
相変わらず、無表情の雅だけど……だけ
どなんでか、この五人にはすごく温かい
、和気あいあいとした空気が漂っていて
。
何故かそれが、胸に痛く染みる。
すごく疎外感を感じてしまう。