【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~





彼らから離れたいと。距離を取りたいと
。いっそのこと、このよくわからない関
係を断ち切ってしまいたいと、そう願っ
たのは自分なのに。



心の片隅で、仲の良い五人を羨む私が居
る。



頭の片隅で、私もそこに入って笑ってい
るシーンを描いている自分が居る。



それがとても苦しくて、嫌だ。



彼らを信じたい、と思ってしまう自分が
嫌いだ。



懲りてないの?と、自分の心に問いかけ
たくなる。



あれだけ傷付いたのに。

あれだけ泣いたのに。



あれだけ、恨んだのに。



あの日、"感情"という心には何重にして
鍵をかけた。──二度と、外れないよう
に。



嬉しい、とか。楽しい、とか。幸せだと
か、そういうの、全部。





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