【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
ふ、と思わず嘲笑した時──。
「キミ、美作麗?」
ふと、目の前からそんな声が聞こえてき
て、顔を上げると、金髪の髪を立てた男
の人が立っていた。
その後ろには、二人ほど仲間も居る。
「誰。」
鼻を掠めるタバコの臭いに顔をしかめな
がらそう聞くと、ニヤリとわらう金髪。
「キミ、美作麗だよね?」
そして、もう一度同じことを聞いてきた
。
「……そう、だけど…」
なんだろう、胸がざわつく。
ここから逃げ出したい。──そう思った
瞬間。
「ちょっと俺らと来てもらうね?」