【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
まさか自分がそんな目に実際に合うとは
思ってなかった。
まあ、コンビニであの訳のわからない三
人組に囲まれた所から記憶がないんだか
ら、あの三人組の仕業なのはほぼ確定だ
ろうけど。
……変なの。
こんな状況に陥ってるっていうのに、酷
く冷静な自分が居る。
……ううん。ただ冷めてるだけか……。
そんなことを思っていると、不意に、カ
チャリとドアの開く音が聞こえてきて。
身動きのとれない私はただその声の主が
現れるのを待っていた。
そして、ややあって視界に映りこんでき
たのは、あの金髪男だった。
男の傷んだ金髪が、視界をちらついて、
無意識に仁斗を思い出す。
仁斗の金髪は、もっと手入れがされてい
て、すごく綺麗なのよね。