【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
この人の意図が全くわからない。
私が目覚めた時に逃げ出さないように、
ガムテープで縛り付けていたんじゃない
の?
こんな風にすれば、逃げ出されるかもし
れないのに。
やがてガムテープを全て外し終わった金
髪男は、少し笑った。
「俺があっさり拘束を解くから、呆気に
とられた顔してるね。でもさ、俺だって
なんの考えもなしに君を解放したんじゃ
無いんだよ」
金髪男が、私の腕を引っ張り、私を起き
上がらせる。
すると、部屋の全貌が明らかになった。
どうやら私が寝かされていたのはソファ
ーの上らしく、この部屋には黒いソファ
ーと、小さな棚が幾つかあるだけだった
。
「自分が俺達に拉致されたっていうのは
、わかってるよね」