【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
誘惑の夏祭り: 悠side
もう、自覚してしまったら。
四六時中俺の脳内を埋め尽くすこの感情
から、逃げることなんて出来なかった。
そんな術、俺は持ち合わせていなくて。
一度気付いてしまったら。
この気持ちを知ってしまったら。
認めるしか、なくて。
全部全部、俺のものにしたい。
後から芽生えたのは、そんなどうしよう
もねー、独占欲。
「悠っ!」
親父と和解した日から、三日後──。
倉庫にやってきた麗は、俺を見つけると
、俺の名を呼びながら一目散に駆け寄っ
てきた。