【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
雅をここまで本気にさせるんだから。
だけど雅、矛盾してるよ。
誰にも渡さないくせに、悠とのことは、
見守るだなんて。
俺には、雅の考えてることがわからない
んだ。
「うおっ……!?」
昼休みが終わり、麗ちゃんが教室に戻っ
ていった後。
静かだった資料室でいきなりそうすっと
んきょうな声を上げたのは、悠だった。
「ちょっと悠、いきなりどうしたのさー
。うるさいよーっ!」
マンガを読んでいた春希が、不満そうに
頬を膨らます。
悠は軽く謝りながら、チラリと俺を見た
。