【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~





それは違う。悠は俺を美化しすぎだ。



俺はいつだって自分の事しか考えてない
。本当に周りのことばかりを考えて、自
由に動けていないのは、俺じゃない。



それは……雅だ。



「つか、好きだって思ったらもう、理性
じゃ止めらんねーしな」



ちょっと照れたようにそう言う悠。



悠は元から感情的な所があるから、そう
なのかも知れないけど。



俺は違う。


俺は、そんな単純に理性を手放したりし
ない。



恋に溺れた愚かな者が。


感情的に、本能に身を委ねた愚かな者が
、どういう末路を辿るのか。




俺は、知っているから。





< 324 / 366 >

この作品をシェア

pagetop