【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
自分の事を指差しながら、そう言う類。
そんな類に、うん、と頷こうとした時、
「ちょいちょい、お待ち」と、仁斗が横
から口を出してきた。
「昨日っていつ?昨日は俺が姫の送迎し
たけど、姫に話しかけてきた人なんて、
居なかったでしょうよ」
「それは、夜にスーパーに行ったときに
……」
「──スーパー?」
低く、咎めるようなその声に、びくりと
肩を震わせる。
その声を出したのは雅で、私の頭の中で
、警報がウーウー鳴っていた。
雅が、少し目を細めて、私を見てくる。
「どういうことだ、麗」
「え、えーっと……」
「そんな連絡、一切なかったが」
「それは……」
ヤバいヤバいヤバい。
完全に墓穴掘ったぞこれ!