【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
雅の言葉に、だんだんと他の四人の視線
も痛くなってくる。
「まさか姫、一人で出掛けたの……?」
いつもよりも低い仁斗の声に、焦る。
おかしい。なんでこんな状況になってる
んだ。
「で、出掛けたっていっても、すぐ近く
のスーパーだし!五分くらいで着くし!
」
「その五分で何かあったらどうするんだ
よ」
そう言ったのは、悠。
「紅蓮の事とかもあったもんね~。……
まさか麗ちゃんだって、あの時のこと、
忘れたりしてないでしょ?」
春希の言葉にもどこか刺がある。
極めつけは──。
「いっそのこと、麗ちゃんの私物全てに
発信器でもつけようか」
ニッコリ笑顔で言った、類の言葉。