【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
「そうかな。俺も普通に喧嘩はできるけ
どね。でも作戦練ったりとか……そうい
う方が得意かな」
「……ああ」
なんというか、それなら頷ける。
ようは頭脳派って事でしょ?確かに、頭
は良さそう……というか、人を欺いたり
とか、そういうの、上手そう。
……悠はそういうの出来なそうだな、と
悠をチラッと見ると「なんだよ」と睨ま
れた。
「ふぅん……。じゃあ貴方達がすごく強
くて有名だっていうのはわかった。で、
なんで私は呼ばれたの?」
「は?お前馬鹿か。さっきからテメェを
姫にするって雅がいってんだろ」
まあ俺は認めねーけどな、と忌々しそう
に吐き捨てたのは、悠。
類に訊いたのに、なんでこの人が答える
んだか。そんなに私が嫌なら、いっその
こと突っかかって来なければ良いのに。
「もー!悠ってばそういう事言わないの
!麗ちゃん、すっごい良い子なんだから
ねーっ」