嵐姫【完】
父「まさか…あなた方が矢岳様、神田橋様、虹潮様、竜陰寺様だとは…。」
……言葉が出なかった。
こいつらは…
結局自分の事ばかりだ。
相手が世界に誇る名門だと知ったとたんこの態度。
龍馬「……で、なんの用ですか?」
母「……え…ですから本日は先日のお詫びに…」
雷馬「すみません………んなことできたならさっさと帰れっ!!」
雷馬がキレた。
神馬「……さ、空気が汚れますからお帰りください…。」
神馬が敬語…。
風馬「愛姫ちゃんの身体に悪いからさぁ…。」
風馬が笑ってない。
龍馬はずっと私を後ろから抱き締め首に顔を沈めてる。
父「……せ、せめて…つまらないものですが…お受け取りください。」
お父さんが差し出したのは超有名な洋菓子屋の紙袋。