嵐姫【完】





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神馬(神汰)side




「神汰…お前もう、二十歳か…。」






「はい、父さん…。」





あの日から1年…。



俺は竜陰寺組組長、竜陰寺 瑛汰の付き人として大学には行かずに働いてる。





「……そろそろ、譲る。」




「……は?」



思いもよらなかった父さんからの言葉。




「そろそろ彼女でも連れてくるんだな!!」



豪快に笑う父さん…。





ブーブー…



俺のケータイが揺れる。





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