人間クローバー
黙って両手を前に出す友喜。


嬉しそうに麻里花は友喜に産声をあげる赤ん坊を渡す。

その瞬間…












グギィ―




鈍い音が部屋中に響いた。

それと同時に赤ん坊の産声も止まった…






「…………………………………………………………………………………………………………えっ?」



麻里花にとって人生で最も辛く重々しい夜の事だった…
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