あなたに捧げる665日
「な、なんでもないです!!
わざわざありがとうございました!」
勢いよく頭をさげて、あわてて帰ろうとすると、
「おー気をつけて帰れよ!」
と、にっこり手をふってきた。
うわ、よく見たらすんごいイケメンじゃん!自分で人気者だったって言うだけあるや。
「あ、今日のこと、みんなには内緒だかんな!」
口元に指をおいて、しーってやってる。
あれは、確信犯だろ!
「さよならっ!」
その後はどうやって帰ったかもあんまよく覚えてない。