あなたに捧げる665日

「でもさー、昨日あんなことあったのに、まだかっこいいとか言ってるやついるよね」


わたしのこと??って思ったけどそうじゃなかった。



「あーあのこ、高橋さんあたりの子達。
本気で狙おっかな、とかいってんだよね、だいたい教師に本気になるとか何言ってんのって感じだよねーどうせ叶わないのに」


その一言で何も言えなくなった。その通りだ。


どうせ叶わない、ばかにされるだけだ。
それに幸いまだそんなに好きじゃない。
良かったーまだはまってなくて。好きじゃない好きじゃない…


心の中で繰り返した。



私は今後悔してる。あの時なんでもっと素直に慣れなかったんだろって。

< 20 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop