あなたに捧げる665日
しばらく唖然とした私に、ゆうちゃんは
「ちょ、ちょっと!どうしたの?
もしかして、ななみも貴樹先生のこと好きだったりする?」
さすが親友、鋭いな。
「そんなんじゃないよ、でもまあかっこいいかなーとは思ったけど。」
ゆうちゃんが目を丸くするのも当たり前か、昨日あんなに最悪って言ってたもんね。
「そっかーふふっ、ななみ心広いなー。
あーでも、ああいうのがタイプなんだ」
ぶわっと顔が赤くなるのがわかる。
「ち、違うって、断じて違うから」
「そんなに真っ赤な顔で言われても説得力ありません!」
それも…そうか。
「顔だけね!先生になんか本気になるような、ばかじゃありませんからー」