あなたに捧げる665日

それから私は先生とは一切しゃべらなくなった。


ゆうちゃんは元気のない私をすごく心配してくれたけど、あのことはやっぱり言えない。


ごめん、ゆうちゃん。
私のせいで先生もゆうちゃんも不幸にだけはしたくないよ。


先生も一度だけ、どうした?って声をかけてくれた。


でも、私は最近忙しくって、って力なく答えてしまった。


先生はそっか元気ならいいんだ。って寂しそうに笑うから、目が見れなかった。


近頃高橋さんは先生によく話しかけてる。だんだんと距離が近くなってるような気がしてならなかった。


ほんとは私も話したいよ、高橋さんだってやってることおなじじゃん、


寂しくてたまらなかったけど私には写真とる勇気も、脅すようなこともできない。







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