あなたに捧げる665日

先生は仕事がまだあるからって帰って行った。


最後に「また明日な」

って頭をガシガシして。


その日の夜だった。お母さんに明日は行っちゃダメだと言われた。


「なんで!?楽しみにしてたのお母さん知ってるでしょ、なんでそんなこと言うの!!」


「お医者さんはね、あなたの調子があまり良くないっておっしゃってたの。
だからもう少し、ね?わかるでしょ?」


「わかんないよ!!元気なのに!ひどいよ、でてってよ!」


私は泣き叫んだ。お母さんにその辺にあった色んなものを投げた。


「…ひどい、ひどいよ楽しみにしてたのに。先生と一緒に文化祭見たかったのに」

泣きながら眠った。
先生にゆうちゃんになんて言ったらいいんだろ。
< 49 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop