失望
倦怠期
高速道路を車で走ってるはずだった
気付いたら北極にいた
恋人に電話をかけた
「ペンギン連れて帰ってきて」
それだけだった
ぼくが冗談を言っていると思っているのだ
そしてそれをくだらないと思っているのだ
必死になって説明すればするほど
電話口の彼女の態度がそっけなくなっていくのがわかった
もう
どうでもよくなってきた
つき合って一週間のあの頃だったら信じてくれたろうか?
そんなことを思いつつ
震えながら
ぼくは
ペタペタ逃げ回るペンギンを追いかけた
気付いたら北極にいた
恋人に電話をかけた
「ペンギン連れて帰ってきて」
それだけだった
ぼくが冗談を言っていると思っているのだ
そしてそれをくだらないと思っているのだ
必死になって説明すればするほど
電話口の彼女の態度がそっけなくなっていくのがわかった
もう
どうでもよくなってきた
つき合って一週間のあの頃だったら信じてくれたろうか?
そんなことを思いつつ
震えながら
ぼくは
ペタペタ逃げ回るペンギンを追いかけた