表と裏の恋




「ねぇ、左耳のは外さないよね?」


「まぁ、外さないけど。こっちも欲しいんですか?」


「あっ違うの…お揃いだなぁって思って」

その言葉を聞くとハルは小さく笑った



「そんなに嬉しいですか?」


「えっ…うん」


「なら…お礼としてキスしてください」

そう言ってあたしとの距離を詰めた



「なっなんでよ」



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