表と裏の恋
少ししたらまたお父さんがリビングへと来た
"まだ仕事があるから"と言って出ていってしまった
ハル目も合わさず、黙っていた…
その日、ハルはあまり喋らなかった
数日後
"屋上に来て"とハルからお昼休みにメールが来た。あたしはそこに向かった
屋上へ行くと…ハルは壁に座っていた
あたしも横に座ると、ハルは口を開いた
「呼び出してすみません…」
「ううん、いいよ」
「…何も聞かないんすか?親父のこと…」
「ハルがあんな態度とってるから、そりゃあ気になるけど…聞かれたくないことだってあるでしょ?」