表と裏の恋
「今まですまなかった…悠。ありがとう、実羽さん」
お父さんは目に涙を溜めて優しく微笑んだ
あ…目はあんまり似てないと思ったけど…笑うと似てる
2人の邪魔をしちゃいけないと思って家を出ようとしたら、ハルに腕を掴まれた
「飯作ってってよ」
そう言われて、作った夕飯を3人で食べた
「悠、送っていってあげなさい」
「言われなくてもそのつもりだよ」
「実羽さん、今日はありがとう。夕飯も美味しかったよ」
「いえ、こちらこそ。それでは…失礼します」